Concepts

背景から理解する重要コンセプト

PDF内の用語は、金融・Web3・規制・インフラが混ざっています。ここでは、単語の意味だけでなく、なぜこの案件で重要なのかを整理します。

RWA tokenization

意味: 債券、MMF、不動産、private credit、goldなどの伝統資産に関する所有権・経済的権利・移転ルールを、ブロックチェーン上のトークンで表現すること。

背景: 資産そのもののリスクや利回りは変わらない。変わるのは、保有・移転・決済・レポート・制限のインフラ。

この案件では: fixed income、MMF、gold、third-party RWA productをstablecoin/stablepointで取得するPOCが中心。

StablecoinとTokenized Deposit

Stablecoin

民間issuerが発行する、法定通貨に連動するトークン。reserve、redemption、issuer risk、regulatory perimeterが重要。

Tokenized Deposit

銀行預金をトークン化したもの。商業銀行マネーの延長として設計され、中央銀行マネーとの償還・決済関係が重要。

stablecoinは便利な決済トークンに見えますが、BIS資料ではmoneyness、financial integrity、monetary sovereignty、reserve impactが重要論点になります。

Custody

意味: 顧客資産や裏付け資産を安全に保管・管理すること。

なぜ重要か: RWAやstablecoinでは、トークン残高だけでなく、裏付け資産、顧客資産、法的保有関係を守る必要がある。

設計への影響: wallet、custodian account、trust account、reserve account、beneficial ownershipを明確に分ける。

DPM / Private Wealth

DPM: Discretionary Portfolio Management。投資家から裁量を受け、資産配分や運用を行うモデル。

この案件での意味: RWAは投機商品としてではなく、private wealth向けのcash management、fixed income、alternatives allocationとして見る。

エンジニアの観点: 投資家単位、mandate単位、portfolio単位、relationship manager単位でデータを見る必要がある。

System of Record

意味: 法的・業務的に「どの記録が正」とされるか。

注意: on-chain token balanceが常に法的な正本とは限りません。金融商品ではoff-chain ledger、custodian record、registrar recordが正本になる場合があります。

この案件では: DigiClassはon-chain stateとoff-chain legal/operational recordを照合する設計が必要です。

Reconciliation

意味: 複数システム間の残高・状態・取引履歴が一致しているか確認すること。

例: 顧客指示、銀行入金、stablecoin発行、RWA subscription、custody allocation、投資家残高が一致しているか。

金融システムでは: reconciliationは後回しの運用作業ではなく、システムの中核機能です。

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